mBotを買いました。子供のがプログラミングに興味を持てるようにと。
Makeblock社から出ています。

これ、パソコンでプログラミングをした通りに走ったり止まったりといった制御をさせることの出来るラジコンのようなものです。
プログラミングは、スクラッチと言う、ビジュアルで組み立てていける言語なので子供でもとっつきやすいものです。mBotがなくてもパソコンだけでも無料で使うことが出来ます。
パソコンとは、Bluetoothで繋がると言う無線通信。iPadでもプログラミング出来るようです(まだ試していませんが)

詳しくは公式の動画などご覧下さい。

凄いですよね。
このmBotただ走るだけではなく、センサーによって障害物を回避しながら自動で走らせたり、黒いラインの上をなぞるように走らせるといったことが出来ます。凄いですね。
また、センサーを活かしたPCで動くゲームなどを作ることも可能です。(動画に手紹介されています。)

目のようなセンサー。

左右それぞれのタイヤにモーターが付いていて走ります。


日本語版を買いました。中身はこちら。
ちなみに買った時は、mBotはバラバラで自分で組立てるところから始まります。宅配で届いたあしで子供がすぐに組み立てていたので、私はバラバラの状態を見ておりません。リモコンが付属していて、最初からこれによって前後左右に動かしたりすることが出来ます。とりあえず動かすのならリモコンだけでも出来るのでラジコンのように遊べます。

同封された説明書には拡張できる別売りのセンサーなどの紹介。夢が広がります。

上から見た図です。

こんなに凄いmBot。 
元々は海外で売られていたものなので、英語版の方が値段は少し安そうです。しかし、日本語でないと子供がわからないので、少し高くても日本語版を買いました。





さて、ここまで褒めちぎりましたが、はっきり言って、子供でも何気なく遊べるのは上記のところまでです。ただのラジコンのレベルまでです。

なぜなら、日本語版を買いましたが、組み立て以外の説明が一切ないのです。
なーんにもありません。ラジコンをただ前に進ませるプログラミング1つ、説明がないのです。後は自分で考えるしかないのです。
プログラミングに触れたこともない子供に、この状態で与えても何にも出来ません。ここから必要なのは子供を導く親の力です。
とは言え、親も多少試行錯誤しなくては何も出来ません。何しろ例文など何も付属していないのですから。
(英語版を買ったわけではありませんがか、おそらく割高な日本語版を買う理由はない気がします)

とは言え調べると英語の子供向けテキストなどはネットでダウンロード出来ましたので、それを私が日本語で組み立て直した例文を少し上げておきます。
参考になれば幸いです。

スクラッチの初期画面です。 ネットでスクラッチで検索すれば無料でダウンロード出来ます。

言語を日本語に切り替え、BluetoothでmBotを繋ぎます。その辺りは、子供にプログラミングを教える気に成った方なら雰囲気でできると思います。
ちなみに、BluetoothでなくUSBケーブルでも接続できます。


まずはこちら、パソコンの矢印のカーソル、上下左右を押している時だけmBotが進むと言う例文です。

止める動作を明示的に示さないと止まらないことなどを失敗させながら、お子さんに伝えられれば良いのではないでしょうか。また、前に進むところのみ作成し、後ろに進む時は自分でやらせるなど体験させれば良いかと思います。


次はこちら。
キーボードのa、s、d、fで、ドレミファを鳴らすと言うものです。ついでにmBotのライトを光らせて、消します。
まずは音だけ、次に光を追加、光の色を変えたり、他の音も作成して音楽を演奏できるようにするなど、順番に学習すれば良いかと思います。

さて、少しレベルが上がりまして、今回最後の例文。
障害物を回避して走り続けると言うものです。

スペースを押すと動作開始。
DISと言う変数を設定し、それが20(大体20cmくらいでした)になったらターンさせる。
それ以外ならまっすぐ走らせる。
そんな感じです。
センサーがどのポートに刺さっているかmBotの実機を見ながら確認したり、距離を変えてみたり、ターンさせる角度を変えてみるとか、そもそも変数ってなんだ?と言う話などをお子さんと一緒に出来れば良いのではないでしょうか。
また、これにターンをする時に音を鳴らす、光らせるなど応用することも出来るかと思います。



今日はここまでです。
上記くらいの例文が説明書とともに同封されていてしかるべきかと思うのですが、現状mBotを買っただけでは何も付いて来ませんのでご注意下さい。

少しいい値段をしますが、こんな体験を子供にさせられるのはなかなか良い買い物だったと思います。
ある程度まで教えれば、あとは興味を持って勝手に遊んで何かを作りだしますので。


次の機会にライントレースにも挑戦してみたいと思います。


ガーデニングとは全く違った話でしたが、たまには違う話もしてみました。ではまた。